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2020年03月17日

【環 境】岡崎市と民間4社が「地域新電力」設立 ごみ発電の電力調達、公共施設へ供給


愛知県岡崎市はNTTファシリティーズや中部電力、東邦ガス、岡崎信用金庫との共同出資により、エネルギーの地産地消と低炭素化を目指す地域電力小売会社「岡崎さくら電力」を2020年3月9日に設立した。愛知県初の自治体出資による新電力となる。今後同年7月の事業開始に向けて準備を進めていく。


岡崎さくら電力は、ごみ処理施設「中央クリーンセンター」のバイオマス発電設備や市内メガソーラーなどでつくられた地産電力を調達し、岡崎市内の小中学校や市役所などの公共施設などへ供給する。これにより、二酸化炭素排出量の削減と、エネルギーの地産地消の実現による地域経済の活性化に取り組む。

これまで岡崎市では廃棄物処理の過程で生まれる電気などは、市外の電力会社に売電され、地産電力が流出していた一方で、市内の公共施設には市外の電力会社から電力が供給されており、電力購入費が市外に流出していた。岡崎さくら電力の事業は、この市外に流出していた地産電力と電力購入費を、市内で活用する。

今後、市外の電源からの調達も進めの事業目的に親和性の高い企業などを中心に、供給先を順次民間にも拡大する予定で、さらに事業利益を活用し、再生可能エネルギーの普及拡大に努め、岡崎市が目指す持続可能な社会の構築に貢献していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型施設・設備【内容】