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2020年03月11日

【知 識】国際興業とヤマト運輸 埼玉県飯能市内の路線バスで「客貨混載」を開始


国際興業とヤマト運輸は埼玉県飯能市内を運行する路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を開始した。

飯能市内を運行する国際興業の路線バスは人口減などにより乗車人数が減り、将来の路線維持が難しくなるという課題がある。一方、ヤマト運輸は埼玉県飯能市の飯能支店から名栗地区(片道約30km)と中藤・原市場地区(片道約10km)に午後到着分の宅急便を配達する際、名栗地区では1台、中藤・原市場地区では2台のトラックが、支店へ宅急便を取りに戻る必要があった。

今回、路線バスの車内スペースを活用して宅急便を輸送する「客貨混載」を、国際興業の飯能駅発名栗方面のバスで実施する。国際興業は宅急便の輸送による新たな収入源が生まれ、ヤマト運輸はセールスドライバーの運転時間削減やCO2排出量の削減にもつなげる。

今回の取り組みは、ヤマト運輸が名栗地区、中藤・原市場地区に配達する宅急便を、国際興業飯能営業所で路線バスに積み込み、その後、路線バスは乗客と荷物を乗せて飯能駅から運行し、「尾長入口」「上赤沢」それぞれのバス停で、ヤマト運輸の地区担当セールスドライバーに宅急便を引き渡す。SDは引き渡された宅急便を配達する。

ヤマト運輸の客貨混載は、2020年2月25日現在、全国16都道府県(京都、岩手、宮崎、北海道、熊本、兵庫、愛知、長野、奈良、和歌山、徳島、岐阜、大分、福井、群馬、東京)で運用中であり、埼玉県内では初めてとなる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識