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2020年03月09日

【物 流】東京都港湾局 東京2020大会に向けて港湾物流を確保する取り組みを実施


東京都港湾局は、東京2020大会に向けて、東京港の臨海部に多くの車両が走行することをふまえ、交通の混雑を緩和し、円滑な港湾物流を確保するための取り組みを実施し、利用者に協力を促している。

2020TDM推進プロジェクト(※)の目標によると、都心部に出入りする交通量の30%を減少させないと、大会の期間中に交通混雑により、東京港にトラックが着かない、貨物が配送先に届かないなど、深刻な遅延が発生する恐れがある。

そこで荷主・物流事業者に対し、コンテナターミナルのゲートオープン時間を7時30分から翌朝4時(休憩時間含む)まで拡大し、輸出入の前倒しや後ろ倒しに対応できるようにする。
また、ストックヤード(24時間利用可能な貨物の一時保安場所)を大井、城南島、青海、中防外の4箇所に約600台分設置する予定で、混雑の少ない早朝・夜間の貨物配送を促している。
その他、臨海部混雑マップの提供、ふ頭周辺の交通状況を発信するトラックドライバー向けWEBカメラの増設、補助金による船舶・鉄道の利用転換の支援なども実施する。

※ 2020TDM推進プロジェクト
東京2020大会時の安全・円滑な輸送サービスの提供と、都市活動や経済活動の安定との両立を図ることを目的に、東京都、内閣官房、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が事務局となり、大会時の交通混雑緩和を目指すプロジェクト。

TDM(Transportation Demand Management)は交通需要マネジメントのことで、自動車の効率的利用や公共交通への利用転換などによる道路交通の混雑緩和や、鉄道などの公共交通も含めた交通需要調整をする取組

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連