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2020年02月20日

【流 通】5Gで掘削・運搬・転圧など一連の道路造成工事の実証に成功


KDDI、大林組とNECは2020年2月3日から2020年2月14日の間、建設中の川上ダム(三重県伊賀市)の一部施工フィールドの提供を受け、第5世代移動通信システム「5G」を活用し、3台の建設機械(以下 建機)の遠隔操作と自動運転システムを搭載した振動ローラの同時連携に加え、工事に必要な施工管理データのリアルタイム伝送・解析による一般的な道路造成工事の施工を実施し、成功した。この実証試験は、総務省の5G総合実証試験の一環として実施された。

建設業では現場作業員の高齢化、若手就業者の減少による労働力不足や技能の継承が喫緊の課題であり、省人化による生産性の向上が急務となっている。また、実際の建設工事にあたっては、設計データや出来形管理などさまざまな大容量データを活用して施工を行っているが、その際、測量や出来形の確認などは人の手によって行われているため、多くの時間と労力を要しており、施工の効率化が求められている。

そのため、専門的な技能を有するオペレーターが建機に搭乗せずとも、建機を遠隔で操作できる遠隔操作システムの活用や、工事現場におけるICTを活用したセンシング技術による作業効率化が期待されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通