2020年02月06日
【流 通】楽天など がん患者の旅行支援プロジェクト「旅行から、がん克服」を開始
楽天メディカル社と楽天、全国がん患者団体連合会（以下 全がん連）は３者共同で、がん患者が安心して旅行を楽しむための支援プロジェクト「旅行から、がん克服」を「楽天トラベル」を活用して２０２０年２月４日から開始した。
がんは現在、国民病とも呼ばれ、がんと共に生きるうえで多くの社会的課題が存在する。この状況を踏まえ、２０１９年から楽天メディカル社と全がん連は、幅広い業界の垣根を越えて、がん患者がより良い生活を送れる社会の実現を目指す「がん克服宣言」を表明した。
この取り組みの一環として、全がん連が加盟団体を通じて、がん患者を対象に「旅行」に関する意識調査（※）したところ、がんを患っていることで「旅行をあきらめた」、もしくは「行き先を変えたことがある」と回答した人が、全体の過半数（５２％）いることがわかった。同調査で明らかになったがん患者特有の旅行へのニーズに応えるために、３者は共同で、がんの治療中または治療後も安心して旅行できることを目的とした「旅行から、がん克服」プロジェクトを立ち上げた。
「旅行から、がん克服」プロジェクトは、がん患者の体験談や旅行をしたいと望むがん患者の多くが抱える課題やニーズに応えるための情報を収集し、「楽天トラベル」を通じて情報を発信する。また、全がん連は各加盟患者団体にプロジェクトのサイトや情報を積極的に紹介し、がん患者に向けて認知向上を図る。さらに、楽天メディカル社と全がん連はプロジェクトに賛同する宿泊施設を募集し、がん患者の受け入れに役立つ研修や、ニーズに応えられるサービスの提案を行っていくことも検討している。
※「がん患者の旅行ニーズ調査結果」
・対象：２５１人のがん患者
・実施期間：２０１９年１０月３１日〜１１月１５日
・調査方法：Ｗｅｂ調査
・調査実施主体：全国がん患者連合会（小児がんを除く加盟団体に協力依頼）
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:40| 流通
