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2020年02月06日

【アジア】豊田通商 シンガポールにコネクティッドサービス分野のテック企業設立

豊田通商、豊田通商アジアパシフィック、ネクスティ エレクトロニクスタイランドの3社はシンガポールにコネクティッドサービスの実現に向けた技術のR&Dを担うToyota Tsusho Mobility Informatics(豊田通商モビリティインフォマティクス、以下、TTMI)を設立した。

自動車業界は100年に一度の大変革期を迎えており、モビリティを移動サービスと捉える新しい概念も生まれている。MaaS(Mobility as a Service)は、異なる形態の交通サービスをシームレスにつなぐだけでなく、新たな次世代モビリティサービスも含め、利用者にとって効率のよい便利な移動・輸送を提供する統合モビリティサービス事業で、その普及は大都市の交通渋滞や大気汚染、さらには高齢化や人手不足などのさまざまな社会課題の解決につながると期待されている。

MaaSを実現するための要素の一つがコネクティッドサービスであり、高度な技術が求められている。TTMIは豊田通商グループやパートナー企業との提携により、機械学習や数理最適化技術などの高度な技術を開発し、配車サービス事業者や物流事業者をはじめとするモビリティサービスプロバイダーに、コネクティッドサービス(渋滞情報配信、最適配送経路計画など)を提供する。

また、シンガポールは国を挙げて次世代モビリティ事業の開発・普及に取り組むMaaS先進国であり、世界レベルの高度な技術・知見を有するエンジニアが集結している。TTMIはシンガポールを起点に、日本のみならず、需要が大きく市場の拡大が期待される東南アジア・中東・アフリカなどを中心に、グローバルにカバーする。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア