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2020年01月31日

【アジア】日立製作所 世界トップクラスの高さのエレベーター試験塔を中国・広州に完成

日立製作所の中国における昇降機製造・販売・サービス会社である日立電梯(中国)は、中国・広州市の研究開発・製造拠点内に、世界トップクラスの高さ(※1)を有するエレベーター試験塔「H1 TOWER(エイチワンタワー)」を完成させた。

「H1 TOWER」は昇降機製品の研究開発、最先端技術の実証を行う昇降機事業のグローバル基盤となる施設で、地上高273.8mに15mの地下部分を含めた建物全体の高さ288.8mは、ともにエレベーター試験塔として世界トップクラスの高さ(※1)をほこる。塔内には長さ250m超の昇降路をはじめとする15本、総延長2.2km超の試験用昇降路を備えており、超高速エレベーターや大容量エレベーター、ダブルデッキエレベーター、運行管理システムなど、さまざまな技術・製品の開発、試験を行うことができる。

日立製作所は2010年4月に世界の昇降機市場における高速・大容量エレベーターの需要拡大に対応するため、エレベーターの研究施設として高さ世界一(当時)の地上高213.5mの研究塔「G1TOWER」を日本に建設した。

2019年9月には「G1TOWER」において開発、試験を行い、中国・広州市の超高層複合ビル「広州周大福金融中心」に納入した分速1,260m(※2)のエレベーターが、「世界最高速エレベーター(※3)」としてギネス世界記録に認定された。今回新たに完成した「H1 TOWER」は日立製作所のグローバル昇降機開発戦略において、日本の「G1TOWER」と連携して重要な役割を果たし、中国およびグローバルの多様な市場のニーズに対応する。

※1 2020年1月時点 日立製作所調べ。
※2 分速1,260m=時速75.6km(47miles)=秒速21m
※3 正式記録名:The fastest lift(elevator)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| アジア