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2020年01月24日

【流 通】キューピー 花粉等による鼻の不快感を軽減する機能性表示食品を発売


キユーピーは、鼻の不快感の原因物質としてはじめて「花粉」の表示が認められた機能性表示食品「ディアレ」を2020年1月24日から発売する。同時に酢酸菌原料の供給ビジネスに着手する。

「ディアレ」はサプリメントで酢酸菌GK−1とGABAを配合した。酢酸菌GK−1は、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されている。

酢酸菌は、酢を作るときに欠かせない存在で、アルコールから酢の成分である酢酸を作る菌の総称で通常は酢製造中にろ過されて取り除かれる。キユーピーはマヨネーズなどの原料の食酢をグループ会社で製造していることから、酢酸菌そのものの研究開発も進めてきた。

2016年、酢酸菌には酢製造以外に大きな可能性があることを突き止め、社内公募制度「Kewpie Start up!」(当時の名称は「Try! Kewpie」)の採択テーマ第1号商品として飲む人のための「よいとき(※)」を発売した。今回発売する「ディアレ」は、2017年度の同採択テーマとして開発を進められてきた。同じ酢酸菌をテーマにしながら、「よいとき」とは異なる切り口で健康に寄与する商品化を目指してきた。

花粉やホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を覚える人は、日本のみならず欧米を中心に増加している。キユーピーは自社商品にとどまらず、相乗効果が期待される乳酸菌商品を扱う企業への原料供給など、新たな展開も視野に入れている。

※よいとき 酢酸菌酵素を配合したサプリメント

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通