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2020年01月23日

【物 流】JR貨物 2019年度第3−四半期実績


JR貨物が発表した2019年度第3−四半期の輸送実績によると、10月に上陸した台風19号で東北・武蔵野・中央線が甚大な被害を受け、トラック・船舶による代行輸送及び日本海縦貫線を経由した迂回運転を実施したため、コンテナは5,235千トン(前年比93.0%)、車扱は2,335千トン(同95.3%)、コンテナと車扱の合計で7,570千トン(同93.7%)となった。

輸送品目別にみると、コンテナでは、関東地区の建設発生土などエコ関連物資が順調に推移し148千トン(同123.8%)、積合せ貨物が九州向けでの利用回復および鉄道シフトが進み755千トン(同101.4%)、自動車部品が東海・九州地区間で好調な発送となり217千トン(同102.4%)となった。一方、紙・パルプは国内需要が落ち込み623千トン(同83.9%)、食料工業品が清涼飲料水・ビールの販売不振が続き847千トン(同92.2%)、農産品・青果物が台風19号の影響で545千トン(同89.1%)、化学工業品が米中貿易摩擦の影響で需要減となり448千トン(同91.1%)、化学薬品も前年を下回り345千トン(同94.4%)となった。

車扱では、石油が10月に増税前の駆け込み需要の反動減があったことと台風19号の影響で輸送が停滞したことに伴い1,599千トン(同94.5%)、セメント・石灰石が354千トン(同95.7%)、車両が227千トン(95.6%)となり、全体的に減送傾向となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者