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2020年01月27日

【アジア】三菱ケミカル 中国・光明食品に植物工場の納入

三菱ケミカルは光明食品集団上海五四(以下 光明食品)との間で中国初となるきゅうりの栽培システムを含む、中国最大規模の人工光太陽光併用型野菜栽培システム(以下「植物工場」)の納入について合意した。三菱ケミカル子会社の三菱ケミカルアグリドリームが開発した植物工場を三菱ケミカルアグリドリームの中国子会社が納入する。

今回納入する植物工場は育苗までを人工光で行い、それ以降は太陽光を利用して効率的に生産を行う併用型であり、特長として、通年での収穫が可能であること、節水型であること、肥料の適切な使用が可能となることなどが挙げられる。

光明食品は農水産品生産から食品加工、物流、リテール販売に至る食品のバリューチェーンを構築しており、中国有数の食品ブランドを数多く保有している。光明食品は2017年から三菱ケミカルの葉菜類栽培システム(栽培面積8,000平方m)を導入して葉物野菜を生産しており、今回は第2期工事として、葉菜類の生産量拡大(栽培面積8,640平方m×2棟を新設)に加え、果菜類の栽培システム(トマト、イチゴ、きゅうり、栽培面積 各2,300平方m)を導入する計画で、2020年夏の稼働を目指す。

近年、中国市場においては、より新鮮でおいしく、さらには安心、安全な食材への関心が急速に高まりを見せている。また食肉の消費量が年々増加するに伴い、副菜として生野菜のサラダを食べる習慣が浸透し始めるなど、消費者のなかで高付加価値を有するプレミアム野菜の購入意欲が高まりつつあり、三菱ケミカルは戦略的市場と位置付けている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| アジア