2019年12月11日
【物 流】国交省 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰受賞者決定
国土交通省と経済産業省は複数事業者間のパートナーシップにより、物流分野における環境負荷の低減等に顕著な功績があった取組に対して、２０１９年度のグリーンパートナーシップ優良事業者の表彰を決定した。国土交通大臣表彰は日本初の鉄道とタクシーを組み合わせた貨客混載輸送を行った佐川急便、JR北海道、天塩ハイヤーの３社の取り組みに決定した。これは佐川急便、稚内営業所から幌延町向けの宅配貨物の一部を、稚内駅から旅客列車に積み込み、幌延駅からタクシーが各配達先までの配達を担う事業で、環境負荷低減と交通事業者・物流事業者の省人化を実現した。
公共交通・物流政策審議官表彰は、日本パレットレンタル、キユーピー、サンスター、関光汽船、キユーソー流通システムによる食品、日用品メーカー混載による輸送効率化への共創に決定した。これは関西・九州間を結ぶ製品等の輸送で、トレーラーの固定利用や出荷量の平準化、出荷日の固定等により、船舶による無人航送への転換（モーダルシフト）や、「重量勝ち」と「容積勝ち」を最大限に組み合わせた高い実車率（９９．４％）で輸送の効率化を実施した。
特別賞はスーパーフルトレーラＳＦ２５を活用した共同輸送による物流効率化を行ったヤマト運輸、西濃運輸、日本通運、日本郵便が受賞した。これは関東〜関西間を結ぶ宅配貨物等の幹線輸送について、２５ｍダブル連結トラックを活用した共同輸送を実施し、物流効率化と環境負荷の低減を実施したもの。１台で大型トラック（１０ｔ車）の約２倍の輸送力に匹敵する。
経済産業省分は、ユニ・チャーム、ライオン、資生堂ほかによる店舗用販促物の３社共同配送などに決定した。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:45| 行政関連
