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2019年12月10日

【流 通】脳MRI画像診断領域でAI画像診断支援ソリューションの実証実験を開始


メッドサポートシステムズとNTTデータはAI画像診断技術の商用利用を目指した実証実験を開始した。実証実験では、メッドサポートシステムズの画像診断情報システムのノウハウとNTTデータのAI技術を用い、脳MRI撮影画像に対するAI診断支援エンジンとAI診断支援実証用ビューアを開発し、その有用性を評価する。

メッドサポートシステムズとNTTデータは2020年3月までに実証実験を完了し、2020年度内をめどにサービス展開を目指す。これにより急性期の診断支援から人間ドックなどの予防医療への支援まで、幅広い範囲の読影業務において、医療の質向上を伴った診断作業の効率化を目指す。

医療従事者の働き方改革推進が求められる中、診断の質を担保しつつMRI撮影検査を効率化することは社会課題になっている。MRI撮影検査は1回の診断に複数シーケンスの大量画像を注意深く読影することが必要で、放射線科医にとって難易度、負荷がともに高い。昨今は高齢化を背景に予防目的の人間ドックでのMRI撮影件数が増加しており、不足している放射線科医の負担はより高まっている。

このような社会課題を解決するため、両社は実証実験を開始し、脳MRI撮影画像における医療の質向上を伴った業務効率化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通