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2019年11月28日

【流 通】LPガスの配送業務効率化に向けた実証で配送回数・平均業務時間を約3割削減


ミツウロコクリエイティブソリューションズ(以下 ミツウロコCS)とNECは2018年10月から2019年9月にかけて、名古屋市でLPガスの検針業務自動化および配送業務効率化に関する実証実験を実施した。両社が共同で開発し2019年2月に発表したLPガスメーターの情報を提供するサービス(注3)を活用し、検針業務を自動化し日次でガス残量を正確に把握した結果、従来のガス残量の予測に基づく配送に比べて、配送回数・平均配送業務時間ともに約3割削減できた。

LPガス配送事業者は月1回のLPガスメーター検針値や過去の消費実績からLPガス容器内のおおよそのガス残量を予測し、LPガス容器の配送計画を立てている。多くのLPガス配送事業者は消費者宅に2系統(供給側の系統と予備側の系統)設置しているLPガス容器を交互に交換し、おおよそのガス残量予測で生まれる非効率な部分を許容することでガス切れリスクを回避していた。

しかし、深刻化する人手不足を背景にガス業界でも人員確保が困難な状況が生じており、LPガス事業の根幹を支える検針員とLPガス容器配送員の不足は喫緊の課題となっている。

今回の実証実験では日次で取得したLPガスメーター指針値から、予測値ではなく実績値に基づきLPガス容器内のガス残量を正確に把握することで、配送業務の効率化を目指した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通