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2019年11月22日

【流 通】アシックスとXenoma 「投球動作解析e−skinシャツ」を共同開発


アシックスとXenoma(ゼノマ)は、着て投げるだけで野球の投球フォームを評価することができる「投球動作解析e−skinシャツ」を共同開発した。

「投球動作解析e−skinシャツ」は身体の動きを計測するモーションセンサーや、各関節部位の動きを計測するストレッチセンサーを搭載しながら、着心地の良さと優れた洗濯耐久性を有している。アシックススポーツ工学研究所が持つ人の形状や動きに関する豊富な知見とともに、製品開発を通じて蓄積してきた動作時の皮膚のひずみに関するデータなどを活用することで、投球動作解析に特化したウエアを実現した。

従来はモーションキャプチャーシステムによる投球動作解析が一般的だが、光学式マーカーやカメラといった高価な設備を必要とし、計測環境にも制限がある。また、計測を通じて得られた各関節角度や角速度といったデータから、指導現場で用いられる「身体の開き」や「胸の張り」といった具体的な表現まで落とし込んで理解するためには、専門的な知見が求められる。

これらをふまえ、「投球動作解析e−skinシャツ」は着用して投げるだけで計測できるようにしながら、身体が開く速さや胸の張り方など投球において重要となる動き、見た目や映像では判別が難しい投球動作の細かな特徴を即時に抽出し、評価することを可能にした。

今後は、アシックスが提供しているベースボール能力測定プログラム「ASICSBASEBALLLab.(アシックスベースボールラボ)」で、2020年から「投球動作解析e−skinシャツ」導入する予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通