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2019年11月18日

【環 境】マルチ・スズキと豊田通商 車両解体・リサイクルの合弁会社をインドで設立


スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(以下 マルチ・スズキ)は、豊田通商と同社グループToyota Tsusho India(以下 TTIPL)とともに、使用済み車両の解体とリサイクルを行う合弁会社、Maruti Suzuki Toyotsu India(以下 MSTI)を設立した。

インドでは自動車の保有台数は4,600万台、新車販売台数は年間400万台以上になるなど、自動車市場が拡大している。それに伴い使用済み車両の回収、廃棄といった課題も顕在化しており、自動車リサイクルに関する法制化の準備が進められている。マルチ・スズキは、この使用済み車両に関する課題を解決するため、自動車解体・リサイクル事業を行ってきた実績を持つ豊田通商グループとMSTIを設立した。

MSTIはウッタル・プラデーシュ州のノイダ地区に車両解体及びリサイクル施設を2020年度中に設立する。同社は使用済み車両の仕入れから解体、廃液の抜き取りなど環境に配慮した操業を行い、処理されたスクラップを素材として販売する。この施設は同社最初の施設であり、将来的には当該施設で月間2,000台の処理台数を目指し、今後インド国内に展開していく。使用済み車両は、マルチ・スズキ販売店だけでなく、直接個人の顧客からも回収する。

MSTI設立を通して使用済み車両を適正に処理することにより、車両や部品の不法投棄を減らし、地球温暖化や土壌汚染・水質汚濁といった環境問題にも対応する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】