<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年11月13日

【物 流】全ト協 2019年7月〜9月期 トラック運送業界の景況感(速報)


2019年7月〜9月期のトラック運送業の景況感は、▲27.3となり、前回▲30.3から3.0ポイント改善した。

詳細項目については、実働率は前回より8.1ポイント改善し▲6.4、実車率前回より9.2ポイント改善し▲5.3となり、輸送効率は改善した。採用状況は前回より1.1ポイント上昇し▲3.2と改善され、雇用状況(労働力の不足感)は前回より6.2ポイント低下し(不足感が弱くなった)85.0となった。所定外労働時間は、前回より10.7ポイント増加し▲19.4、貨物の再委託(下請運送会社への委託割合)は前回より4.3ポイント増加し▲1.3となった。経常損益は前回より3.0ポイント改善し、▲11.0となった。

また、「一般貨物」、「宅配以外の特積貨物」では消費税引上げによる駆込み需要を背景に輸送数量が改善し、営業収入及び営業利益、経常利益が改善基調となった。一方、「宅配貨物」は運賃・料金の水準は改善したが、輸送数量が悪化したことが影響し、営業収入は前回よりポイントが悪化した。

今後の見通しについては、消費税率引上げによる駆込み需要の反動減が影響し、輸送数量の減少、人件費の状況圧力及び燃料コスト負担増を背景に、経常利益を押し下げる見込みとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者