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2019年11月11日

【物 流】全ト協 「トラックドライバー睡眠マニュアル」を作成


全日本トラック協会は睡眠不足に起因する事故防止対策を強化するために、「トラックドライバー睡眠マニュアル」を作成した。

「トラックドライバー睡眠マニュアル」は平成30(2018)年6月1日より、点呼時にドライバーに対して睡眠の状況を確認することが義務付けられたことを受けて、睡眠不足のドライバーを乗務させることのないよう、トラックドライバーが知っておくべき睡眠の情報を実践編と知識編に分けて記載し、運行管理者が点呼の睡眠チェック時に着目すべき点についても紹介している。

実践編では「夜間運転時に眠気が生じてしまう」や「長距離運転時にうまく眠れない」といった、ドライバーが実際に経験するような状況について実践的なアドバイスを提供しており、知識編では「睡眠に適さない時刻」や「食事と睡眠の深い関係」等の睡眠に関する知識面にフォーカスを当てている。点呼編については、運行管理者の視点からドライバーのライフサイクル、顔や声の調子等から睡眠状況を把握する方法のほか、ドライバーの睡眠状況に合わせた指導内容を記載している。

全日本トラック協会は、過労死の根絶を図る『過労死等防止計画』の対策3に、「睡眠時間の確保と規則的な運行」を掲げ、良質な睡眠の確保が安全と健康の基盤であるとし、ドライバーに睡眠の重要性を訴えている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者