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2019年10月25日

【アジア】積水ハウス 住宅メーカーで初めてベトナムに技能訓練施設開設

積水ハウスはJIC協同組合支援協会と業務委託契約を締結し、現地送出し機関と連携することで、ベトナム・ハノイに住宅メーカーで初めてとなる住宅建設工事向けの同社技能訓練施設を2019年11月に開設する。さらに技能実習生と日本側の受入れ企業となる積和建設や積水ハウス施工協力会社へのサポートを積極的に行うことで、ベトナムからの技能実習生の受入れ体制を強化し、国内の建築現場での施工力の確保を図る。これにより2022年には積和建設などでのベトナム人の登用予定人数は約300人になる。

日本の建設業における技能労働者の数は2019年から2025年で37万人減少すると言われており、労働者不足が懸念されている。一方で2019年4月1日に「外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法(改正入管法)」が施行されるなど、外国人労働者の受入れ数は今後5年で最大34万5千人になると予想されている(政府発表:2018年11月14日)。

現在積水ハウス研修所においてベトナム人を含む外国人向けの研修を行っており、スムーズな業務を推進するとともに、施工品質の確保に努めている。今回JIC協同組合支援協会と業務委託契約を締結し、ベトナム国内に当社向け技能訓練施設を開設することで、技能実習生は住み慣れた自国にいながら積水ハウスの施工技術(基礎、外装躯体、内装仕上げ)や企業理念などを学ぶことができ、来日後はスムーズに実習を開始できる。受入れ後も技能実習生に対する手厚い支援を行い、安心して技能を習得できる環境を提供する。また受入れ企業となる積和建設や積水ハウス施工協力会社は、受入れ後の研修時間を削減できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア