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2019年09月02日

【物 流】ヤマトホールディングス eVTOLシステムの機能実証実験に成功

ヤマトホールディングス(以下 YHD)と米国テキストロン社傘下のベルは2019(令和1)年8月26日に米国テキサス州フォートワース郊外で、ベルが開発したAPT70(Autonomous Pod Transport 70:自律運航型ポッド輸送機 以下、APT70)とYHDが開発した貨物ユニットPUPA(Pod Unit for Parcel Air−transportation:荷物空輸ポッドユニット 以下、PUPA)の機能実証実験に成功した。

ベルが開発したAPT70はテイルシッター型の電動垂直離着陸機に革新的なペイロードポッドを搭載しており、時速100マイル(時速160km)以上の速度で飛行し70ポンド(32kg)積載できる。

一方、YHDが開発したPUPAは貨物eVTOL機に結合して荷物を空輸することのできる貨物ユニットで、積載可能重量は70ポンド(32kg)である。巡航中に高い空力特性を持つ一方、地上では様々な環境下において荷積み・荷下ろしや搬送を容易に行うことができる。

今回の実験では両社で開発した技術を連携することで、「APT70の空力特性を最適化した姿勢での自律飛行」や「飛行中及び地上での作業時の高い安全性と可用性」、「空輸からラストワンマイルへのシームレスな輸送形態の遷移」、また、「荷物の格納および取り出しに関する取り扱いの容易さ」、以上4点が証明された。
 
両社は今回の実験の成功を受け、2020(令和2)年代前半までにAPT70がYHDの荷物輸送システムで導入され、前例の無いオンデマンド物流サービスの顧客満足体験を創りあげることを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連