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2019年08月30日

【知 識】東北大と日本工営 X−GIS開発 レジリエントな地域・都市デザイン支援


東北大学災害科学国際研究所と日本工営株式会社の共同研究として、X−GIS(eXtended GIS)の開発を進めている。

X−GISはレジリエントな(災害からの回復力の高い)地域・都市のデザインを支援することが可能な、数値シミュレーションとGIS(Geographic Information System:地理空間情報システム)を融合したシステムで、サイバー空間の中で実空間(実際の生活空間)の地形、地下構造、構造物、その他災害に関連する様々な情報を地図情報と関連付けて一元的に管理することが可能であり、それらの情報から数値シミュレーションに必要な入力データを生成することができる。また、シミュレーション結果をシステム上でわかりやすく可視化することができる。

これにより、仮想空間の中で災害リスクの評価、防災対策の効果の検証、復興時の効率的な方針策定などが可能になる。例えば、「地域・都市内部の中で地震時のリスクが高い部分はどこか?」「津波の防潮堤の建設によってどの程度被害を軽減できるのか?」「発災前よりも災害に強い地域にするための町並みは?」などの問いに答える材料を出力することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識