<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年08月22日

【物 流】JR貨物 トラックドライバー用アプリ導入


日本貨物鉄道(JR貨物)は貨物駅構内におけるトラックへの荷役作業の円滑化や安全性の向上、貨物駅構内に出入りするトラックドライバーの作業利便性の向上を図るために、トラックドライバー向けアプリ導入を検討しており、2020年度下期から順次試使用を数駅で開始する。

このアプリは貨物駅へのコンテナ持ち込み、荷出し時間の事前予約、リアルタイムでコンテナの位置、貨物列車遅延情報等をドライバーに常時提供できる。アプリによってもたらされる効果では以下の4つが挙げられている。

@列車位置情報のリアルタイム確認
ドライバーは駅外でも列車の遅延情報を確認できるようになり、輸送サービスの向上につながる。

Aコンテナ探索のスマホ上での操作
駅構内のコンテナを探索する機能や、フォークリフトオペレーターとドライバーが意思疎通できる機能を導入することによって駅構内での降車の機会を削減し、駅構内の安全性を向上させる。

B駅からのお知らせ機能による各種情報の提供
駅が作業番線や入線時刻の変更といった情報を提供することで、トラックから降車することなく各種情報を確認することができる。

Cコンテナ積込み積降し作業事前予約によるトラック待機時間の短縮
列車の荷役とトラックの荷役が重なるといった駅構内で作業が集中する時間帯があり、トラックの待機時間を増大させる原因となっている。荷役作業の事前予約機能を導入することによって、トラック待機中のアイドリング運転によるドライバーの負担やCO2排出を減らす。

その他にも、コンテナホームに入るトラックの台数を調整することで、トラック同士やリフトとの接触事故の発生リスクを低減させ、コンテナの品質向上に寄与するとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者