<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年07月31日

【環 境】出光興産 豪・石炭鉱山の採掘跡地で揚水型水力発電事業化調査を開始


出光興産は子会社の出光オーストラリアリソーシスを通じて権益を所有する、オーストラリアのマッセルブルック石炭鉱山での揚水型水力発電事業化へ向けた調査を、オーストラリア大手電力会社であるAGLエナジー社と共同で行う。調査は再生可能エネルギーの活用推進と地域貢献を目的に2019年8月から実施する。

揚水型水力発電事業プロジェクトは、マッセルブルック石炭鉱山の採掘跡地と隣接する丘陵地(ベルズマウンテン)の地形に着目し、採掘跡地を下部貯水池に転用する。日中の太陽光と夜間の風力等の安価な再生エネルギー電力で揚水することで、早朝と夕方の需要帯に発電することを想定している。発電規模は250MWとなる見込みでAGLエナジー社と共同で事業化調査を進め、商業化を検討している。

マッセルブルック鉱山は開山後111年の歴史を有し、良質な石炭を生産・供給することで日豪のエネルギー安定供給の一翼を担っている。今回のプロジェクトでは石炭鉱山の採掘跡地を再生可能エネルギーの拠点として活用することで、近隣地域コミュニティを中心に経済的、社会的な貢献を維持・継続していくとともに、石炭鉱山を地球環境に貢献する拠点に転換していく可能性を追求する。

出光興産と出光オーストラリアリソーシス社は今後も、再生可能エネルギーの活用を推進するとともに、日本・オーストラリアのエネルギーセキュリティに貢献するための様々な機会創出を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】