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2019年07月26日

【環 境】東電PGとNExT−eS 蓄電池LCM実現に向け協業


東京電力パワーグリッド(以下 東電PG)とNExT−e Solutions(NExT−eS)は、持続可能な循環型社会を目指し蓄電池の1次利用後の有効利用を促し付加価値を最大化する蓄電池ライフサイクルマネジメント(LCM)の実現に向けた協業について合意した。

モビリティー分野で利用されているリチウムイオン電池を代表とする蓄電池について、2次利用先としてエネルギー分野における需給調整や周波数変動対応が期待されている一方、モビリティー分野で1次利用を終えた後の蓄電池の性能評価は難しく、希少な資源から製造される蓄電池を最大限活用するための仕組みは確立されていない。

協業において、東電PGは電力系統運用者として培った需給運用ノウハウや再生可能エネルギーの変動予測等の技術に基づいて蓄積してきたエネルギー分野における蓄電池の活用ノウハウを用いることで、蓄電池の再利用価値を明確化し、再利用を促すプラットフォームの構築を目指す。また、リチウムイオン電池の電圧や容量のばらつきを補正し長寿命化がはかれる蓄電池制御技術を活用し、様々な用途に利用可能な蓄電池制御基盤と、IoT技術を活用した蓄電池データの収集、分析管理が可能なシステムを構築する。

両社は分散型電源の社会導入に適応した蓄電池LCMプラットフォームの実現により、蓄電池を利用したエネルギーサービス事業者が参入しやすい環境を整えるとともに資源の最大活用による環境問題の解決にも貢献して行くとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】