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2019年07月25日

【流 通】オプテージ 作業員安全管理支援ソリューション「みまもりWatch」を提供


オプテージはLoRaWAN対応の腕時計型ウェアラブルトラッカーを活用し、屋外作業や工場などにおける現場業務の安全性向上を支援する作業員安全管理支援ソリューション「みまもりWatch」の提供を開始した。

日本では近年酷暑が続いており、熱中症の発生件数が増加傾向にある。2018年は熱中症による救急搬送者が9万5,000人、死亡者数が1,500人を超えた(※1)。就業中での熱中症も多数発生しており、特に屋外作業・高温作業が多い製造業、建設業では各所への温湿度計の設置や水分補給の呼びかけ等、熱中症対策に積極的に取り組んでいるが、環境や個人の体調にも左右されることから、作業員ごとの体調管理を綿密に行っている企業はまだ少ない。また、熱中症以外でも夜間の一人作業等で作業員の急な体調不良を早期に発見したいというニーズがある。

オプテージは関西電力病院 救急集中治療科 部長 端野琢哉医師の監修のもと、周囲の温湿度情報から最新のWBGT(暑さ指数)値(※2)を推定し、作業員ごとのバイタル情報と合わせて熱中症のリスクを判定するアルゴリズムを独自で開発した。それを活用した作業員ごとの危険情報をWeb画面で集中監視できる作業員安全管理支援ソリューション「みまもりWatch」の提供を開始した。

「みまもりWatch」は45gと軽量な腕時計型ウェアラブルトラッカーと温湿度センサーおよびmineoSIMを内蔵したLoRaWAN(R)親機をセットにし、Web画面で集中監視できる。また、転倒の検知やSOSボタンで危険状態をメール通知し、管理者の駆けつけが可能なため、一年を通して利用できる。さらに、LoRaWAN親機は他のIoTセンサーと接続が可能で現場の各種データ収集にも利用できる。


※1 「環境省 熱中症予防情報サイト」

※2 WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)
湿球球温度。人体の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた温度の指標で、乾球温度、湿球温度、球温度の値を使って計算される。「みまもりWatch」は乾球温度、湿球温度からWBGT値を推定している

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投稿者:gotsuat 09:40| 流通