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2019年07月09日

【物 流】国交省「適切な運行管理と安心経営のためのICT活用ガイドブック」を公表


国土交通省自動車局は重大事故の発生につながる運転者の過労運転等を防止する目的で、運送事業者が運行管理を行う際に有効なICT(Information and Communication Technology(情報通信技術))を紹介するガイドブックを作成した。

ガイドブック内では運行管理を効率良く確実に行うために、無料のものから最新のものまで、様々なICTを紹介している。

例えば、勤務時間・乗務時間等の管理の必要性を感じていても導入コストや従来の管理方法を変更してまでICTを導入するのに抵抗がある事業者には、「表計算ソフト」を紹介し、厚労省のホームページから無料でダウンロードできる「改善基準告示の基準で定めている拘束時間等の遵守状況が確認でき、改善基準告示等の必要な知識が示される労働時間等の運行管理ソフト」を紹介している。その他、特定の車載器メーカーのデジタルタコグラフを装着している車両が記録した道路別の速度や渋滞等の膨大なデータ(ビッグデータ)を使用し適切な運行ルートを自動で提案してくれるシステム等も掲載している。
 
これらのICTを導入することによって、計算ミスの防止・車両の位置情報や日々の乗務の状態が管理者側でも正確に可視化できることで顧客への連絡や調整がしやすくなったり煩雑な労務管理が楽になるなどのメリットがあり、働き方改革への取り組みに繋がることでも期待できるとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連