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2019年07月11日

【アジア】荒川化学工業 ベトナムで紙力増強剤の生産拠点設立を検討

荒川化学工業は、ベトナムに製紙用紙力増強剤を製造する生産拠点を設立する方針について詳細検討を開始した。

荒川化学工業グループは第4次中期5ヵ年経営計画(2016年4月〜2021年3月)で「真のグローバル化」を基本方針の一つとして掲げ、アジア地域での生産・販売体制の強化による事業拡大を推進している。

ASEANでは高い経済成長を背景に紙の需要が増大し、紙・パルプ産業が急成長している。同社グループでは、海外展開の一環として1995年に設立した梧州荒川化学工業(中国広西壮族自治区梧州市、2011年に広西梧州荒川化学工業に統合)、2004年に設立した南通荒川化学工業(中国江蘇省南通市)で製紙用薬品の製造・販売を進めてきた。今回、さらなる海外展開を推進するためには、ベトナムで新たな生産拠点の設立が必要と判断し、設立計画をスタートした。

設立方針はベトナム Ba Ria Vung Tau省 Phu My 3特別工業団地内を第一候補として生産設備(生産能力約40千トン/年を想定)を建設し、2022年中頃までには製造・販売を開始する予定にしている。顧客ニーズに的確に応えた製紙薬品等の供給を通し、ベトナム産業の発展に寄与するため、関係会社との連携をはかりながら万全の体制で計画を推進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア