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2019年06月27日

【物 流】パナソニック 宅配ボックスによってストレス軽減


パナソニックライフソリューションズ社は、2018(平成30)年12月3日より、「子育て家族の受け取りストレスを減らせ!プロジェクト」で、宅配ボックスの実証実験を実施した。その結果、不在時に限らず在宅時の荷物の受け取りでも、宅配ボックスによってストレスが軽減できることがわかった。

実証実験は東京都世田谷区の戸建て住宅に住む子育て世帯50世帯に宅配ボックスを設置し、再配達の削減効果に加え、荷物の受け取りに関するストレスの変化を調査された。

調査結果では、対象全員が「宅配ボックスにより、荷物の受け取りに関するストレスは軽減された」と回答した。その中でも、「子供の寝かしつけをしているときに無理に出なくてもよくなった」などの要因から「在宅時の荷物の受け取りについてもストレスが軽減された」と答えた人は72%となった。

一方で、在宅時、忙しい時でも玄関に出て荷物を受け取った理由として、「荷物が大きくて入らなかった」や「ピンポンが鳴るとやはり本能的に出る」という意見があげられた。

他にも、運送業者と対面せずに荷物を受け取った割合を調査したところ、宅配ボックス設置後は在宅・不在時に関わらず、30%の荷物が宅配ボックスによって非対面で受け取られた。また、再配達率については、宅配ボックスの設置前が34%であったが、設置後は14%に削減された。

荷物を受け取るための待ち時間を調査したところ(再配達を依頼してから受け取るまでの待ち時間を、再配達1回あたり2時間と仮定して算出)、宅配ボックス設置前は、1世帯当たり年間約72時間であったのに対して、設置後は約39時間に削減された。宅配ボックスがあるにもかかわらず、再配達になった理由としては、「荷物が大きくて入らなかった」が27.8%、「生もの・クール便であった」が25.2%となった。

パナソニックライフソリューションズ社は実証実験結果から得られた課題を今後の製品開発に活かすと共に、在宅時にも宅配ボックスの利用を促す啓発活動を実施していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| その他