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2019年06月17日

【物 流】ゼンリンデータコム ラスト1ミニット問題を解決するプラットフォーム展開


ゼンリンデータコムとライナロジクスは宅配事業の「ラスト1ミニット(エンドユーザーの手元に届く最後の1分の距離)」問題の抜本的な解消を目指す『モビリティプラットフォーム(仮称)』を展開する。

現在「ラスト1ミニット」の宅配サービスを支えるのは、ベテランドライバーの高度な経験や知見である。ドライバーは運転技術だけでなく、営業車両が通行可能な細街路、駐停車可能位置など、様々な配達エリアに関するノウハウを持っており、それらの判断に基づいて配達を行っている。

そのノウハウを、ライナロジクスが持つ効率が良い配送計画をコンピューターで自動作成する組み合わせ最適化技術や予測・学習技術と、ゼンリングループの地図資産と地図調査・作成に関するノウハウ・ネットワーク、位置情報解析技術に組み合わせ、高効率の計画から管理まで統合的に運用できるオープンな『モビリティプラットフォーム(仮称)』を構築・提供する。

これを利用することで利用者は「ラスト1ミニット」の輸配送サービスに関するノウハウを集積し、ルート探索・自動配車といった機能を組み合わせて利用可能。さらに、地図データとアプリケーションが一体化したGISプラットフォームも提供する。高度で実用的な配送指示を作成することで、配送ノウハウを持たない主婦や副業の労働者の活用が可能になる。

今後は、集積した情報は、宅配分野だけでなく、営業車両やフィールドメンテナンスなどの様々な分野での活用、更には高度な輸送などMaaS時代の輸送サービス全般に対して実現できるプラットフォームを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連