<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2019年06月14日

【物 流】高速道路で5Gの車両間通信を用いた車間距離自動制御の実証に成功


ソフトバンクは、5Gの新たな無線方式「5G-NR」の無線伝送技術に基づく車両間通信の屋外フィールド試験として、新東名高速道路でトラック隊列走行(先頭車両が有人運転で、後続車両が自動運転で先頭車両を追従)の実証実験を行った。信頼性が高く、遅延しにくいという「5G-NR」の特徴を活用し、高速道路を隊列走行するトラック車両間で制御情報を共有し、車間距離自動制御を行うことに世界で初めて成功した。

実験では新東名高速道路の約14kmの試験区間を時速70kmで走行する3台のトラック車両間で、5Gの車両間通信を用いて位置や速度の情報を共有し、リアルタイムでCACC(Coordinated Adaptive Cruise Control、協調型車間距離維持制御)を行った。実験は、実用的な環境下である公道で行い、試験区間にてCACCによる安定した隊列維持に成功した。

今後もソフトバンクは、「5G-NR」の無線伝送技術に基づく車両間通信に特有な電波伝搬環境や技術的要求条件を把握する目的で、車両間通信の標準化に先駆けて、実証実験を進めていく。また、トラック隊列走行の早期実現に向けて、引き続き技術検証および実証評価を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連