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2019年06月05日

【環 境】NTN 自然エネルギーで発電・蓄電できるコンテナ収納移動型独立電源を開発


NTNは貨物輸送用コンテナに風力・水力・太陽光の3種類の自然エネルギーによる発電装置と蓄電池を格納し、短時間で発電・電力供給が行える次世代のコンテナ収納移動型の独立電源「N3 エヌキューブ」を開発した。災害時に電力供給が困難となった被災地等に複数の手段(トラック・貨物船・ヘリコプターなど)で移動し、迅速に少人数で設置できる。

近年、大規模災害が頻発し、非常時における電力確保の体制構築が社会課題のひとつとなっている。また、防災や減災に対する意識が高まる中、各都道府県においては防災備蓄倉庫の整備が進められているが、現状は人口1万人あたりでわずか3台の水準に留まっている。

今回開発した「N3 エヌキューブ」は、NTNがこれまで開発してきた自然エネルギー商品を組み合わせただけでなく、新たに「機動性」を加え、停電した被災地等に容易に移動・設置、電力供給を行うことを可能にした。日常から各地域に設置しておくことで、被災時にいち早く発電し、USBポートを利用したスマートフォン等の充電や小型家電製品(Aの利用が可能になる。また、非常用の発電機の多くは、カセットボンベやガソリンなどを用いるため、長時間使用するためには燃料補給が必要となるが、「N3 エヌキューブ」は自然エネルギーを活用する独立電源のため、燃料補給が不要になる。
さらに、コンテナ内は備蓄資材を収納する棚を設けるだけでなく、休憩用のベンチや机を設置し、更衣室や授乳室、休憩スペースなどさまざまな用途で活用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】