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2019年05月31日

【物 流】日野 AIを活用したハイブリッドシステム搭載の新型車を発売


日野自動車はAIを活用した世界初のハイブリッドシステムを搭載した大型ハイブリッドトラック「日野プロフィア ハイブリッド」を発売する。

日野自動車は2018年に「Challenge2025」を掲げ、「安全・環境技術を追求した最適商品」の提供を目指した取り組みを行ってきた。大型トラックは燃料消費量が多いため、その削減が課題であるが、高速道路での定速走行が中心で発進・停車の頻度が低くハイブリッドには不向きであると考えられていた。一方、日野自動車は大型トラックの質量の大きさから、下り坂での運動エネルギーが大きいことに注目し、標高・勾配・位置情報等に基づいてAIが走行負荷を予測し、最適なハイブリッド制御を行う世界初のハイブリッド技術を開発した。この新システムにより、高低差による運動エネルギーを効率的に回生し、大型トラック特有の走行特性に合わせた燃費改善の効果を得ることが出来る。

積載性や航続距離といった基本性能や使い勝手はそのままに、CO2排出量の削減と燃費低減による運行経費の削減のほか、モーター走行により走行中の騒音と振動を抑えドライバーの疲労軽減にも効果が見込まれる。

新たに採用される技術をまとめると以下の通りである。
@ AIを活用した勾配先読みハイブリッド制御 【世界初】
A ブレーキ協調回生制御
B リチウムイオンバッテリーの採用

「日野プロフィア ハイブリッド」は平成27年度燃費基準+15%を達成しておりエコカー減税の対象となり、環境省「2019年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(電動化対応トラック・バス導入加速事業)」の補助金の対象となる予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連