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2019年05月29日

【物 流】全ト協 2019年1月〜3月期 トラック運送業界の景況感(速報)


全日本トラック協会(以下、全ト協)は、2019年1月から3月期の運送業界の景況感を発表した。

発表によると、業界の景況感は、景気減速を反映した輸送数量の減少に伴う輸送効率の悪化を受け、「好転」とした事業者は16.8%(前回22.9%)、「悪化」とした事業者は33.6%(前回25.5%)で、判断指標は▲18.1となり、前回(▲4.8)から13.3ポイント悪化した。

項目別でみると、輸送数量は、宅配貨物では▲32.0となり前回より改善した一方で、一般貨物では▲5.1、宅配以外の特積貨物では▲31.5となり、それぞれ前回より悪化した。

運賃・料金の水準では、宅配貨物は64.0、宅配以外の特積貨物は63.0となり、前回より改善された。しかしながら、一般貨物は25.9となり、前回より悪化した。

営業収入(売上高)は、宅配貨物では前回より19.8ポイントの改善。一般貨物では7.1ポイント、宅配以外の特積貨物は9.2ポイント、それぞれ前回より悪化した。

営業利益では、一般貨物は▲7.9、宅配貨物で▲4.0となり、それぞれ前回より改善されたが、宅配以外の特積貨物は3.7となり、前回より悪化した。
 
尚、今後の見通しは、景気減速による輸送数量の減少、コスト面では人件費上昇、燃料コスト負担増などが影響し、経常利益を押し下げる見込みから、業界の景況感の判断指標は、▲32.6(今回▲18.1)と14.5ポイント悪化する見込みである。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者