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2019年05月07日

【物 流】JR貨物 「コンテナ輸送品質向上キャンペーン」で貨物事故発生率が減少


JR貨物は、平成30(2018)年11月〜平成31(2019)年1月に全国で展開した「2018年度コンテナ輸送品質向上キャンペーン」の結果を発表した。コンテナ輸送品質向上キャンペーンは、全国通運連盟、鉄道貨物協会との共催で関係者により2011年度から継続実施されており今回で8回目となる。

2019年2月までの年度累計貨物事故発生率は0.262%で推移しており、前年度通期(0.336%)と比較して0.074ポイント低下した。JR貨物はその要因として荷役作業や養生についての改善の取組みが、品質向上に寄与したとの見方を示している。

キャンペーンでは、「全国荷役作業競技会」の開催、「DVD教材の製作配布」、「養生資材支援」、「ホームの舗装の修繕」等を実施した。「全国荷役作業競技会」3回目の開催を迎えたほか、DVD教材には2つの新たな資料を追加し、現場へのフィードバック材料として活用している。新たに追加された資料では、実際の事故の瞬間の映像を取り入れることで、作業者へ強いインパクトを与えると同時に、正しい作業の重要性を再認識させた。また、フォークリフト各部の挙動やコンテナ内部映像を挿入することで、各自の運転・操作について見つめ直すようにした。

JR貨物は引き続き危険品漏洩や点検・整備不良による事故を未然に防ぐために、「ISOタンクコンテナの管理の高度化」、「危険品を品目検索できるアプリの試験運用」等を検討し、一層の輸送品質向上を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者