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2019年04月24日

【物 流】NTTドコモと伊藤忠ロジスティクス 傭車の運行管理用小型端末を開発


NTTドコモ・NTT DOCOMO USA・伊藤忠ロジスティクス・ITOCHU LOGISTICS(USA)の4社は内蔵電池や太陽光で駆動する携行型小型通信端末を開発し、2019年5月1日から米国において傭車(※)の運行状況を見える化するソリューションの実証実験を開始する。

配送事業の需要が増える一方で傭車を使用した運送では、運行状況を把握するIoT機器の常設が難しい。4社は今回の開発により運行状況把握の自動化を図ることで効率的な運送管理をめざす。

今回開発された携行型小型通信端末は消費電力の少ない通信規格「LTE-M」を活用することで、内蔵電池や太陽光(バッテリーやソーラー)での駆動が可能となり、機器を常設せずに取り外しすることができる。機器の常設が難しい傭車を使用した運送においても運行管理できる。また、従来は荷物の到着確認はドライバーへの電話により確認していたが、実証実験では、傭車に設置したIoT端末から「LTE-M」により、位置情報や急ブレーキの頻度等の運行状況を自動収集して専用ポータルサイト上でリアルタイムに閲覧できることに加え、傭車が配送先に近づくと配送先と伊藤忠ロジスティクスにメールで通知し、運行を見える化を検証する。これにより、配送先で配送状況を把握できるため、時間を有効活用できる。また、温度・湿度・気圧・明るさ等を検知する機能がついており、運送する荷物に合わせて必要な情報を取得することも可能となっている。今後は、米国以外に日本およびアジアでも展開していく方針にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連