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2019年04月18日

【物 流】凸版印刷 CarriRoを活用しロボット×電子タグの効果を検証


凸版印刷はZMPと共同で進めているCarriRo ADとRFIDを組み合わせた無人の台車型物流支援ロボットを、経済産業省・NEDOが実施した「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」の実現に向けた実証実験に使用し、棚卸・検品における省人化の効果を確認した。なお、この実証実験は「電子タグを用いたサプライチェーン情報共有システムの実験」の予備検証として、日本自動認識システム協会より委託を受け実施されている。

今回の実証では、電子タグが貼り付けられた段ボール・カゴ台車等を、CarriRo ADがけん引し、RFIDリーダーゲートを通過させ、読み取りの精度を検証した。

物流センターでは、段ボールを積載したカゴ台車の重量が、人力でけん引する際の負荷になることが課題となっていたが、今回の実験では120kg以上の段ボールを積載させたカゴ台車で500回以上の読み取りを完全無人状態にて実施し、段ボール・カゴ台車・番重等への電子タグ貼り付け位置ガイドライン策定のための基礎実験データを所得した。さらに、ゲート通過の際の読取性能は、無人走行するCarriRo ADの場合でも人力の場合でも変りがないことが確認された。このことにより、CarriRo ADとRFIDの組み合わせによる省人化・労働力不足などの社会課題の解決に向けた効果が確認された。

今後は、CarriRo ADとRFIDの組み合わせによる省人化ソリューションを製造、物流業界へ拡販し、課題となっている、労働人口の減少による労働力不足の解決を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連