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2019年04月08日

【物 流】国交省 女性や高齢ドライバーが運転しやすいトラックのあり方をとりまとる


国土交通省は平成31年(2019年)4月4日に女性や高齢ドライバーが安心して働くことのできる運転しやすいトラックのあり方をとりまとめた。これは女性をはじめとする多様な人材の確保、現在働いているドライバーの年齢が上がっても引き続き働きやすい環境の整備を目的として作成された。

とりまとめでは、@最新トラックは運送事業者、女性・高齢ドライバーから高評価を得ていること、A多様なニーズに対応するオプションが存在するものの、運送事業者側に知られていないこと、B運送事業者、女性や高齢ドライバーからは更なる改善の要望があることがポイントしてあげられた(具体例は脚注参考)。

今回、とりまとめが作成された背景には運送業界におけるトラックドライバーの深刻な人手不足が挙げられる。トラックドライバーのなり手となる若者や女性等がトラック運送業界を就職先の一つとして選択し易くなるよう、また現在働いているドライバーの年齢が上がっても引き続き働きやすい環境を整備するため、平成31年(2019年)年3月に検討会が設置され、まとめられた。

今後は検討会で取り上げられなかった女性ドライバー等の働き甲斐のある職場づくり等についても議論を行い、また新技術の開発等に対応すべく、定期的に国土交通省・業界団体・メーカー等が意見交換を行い運転しやすいトラックの普及を図る。


※注 とりまとめであげられたポイントの具体例
@ 最新トラックは運送事業者、女性・高齢ドライバーから高評価を得ていること
例:キャビンの乗降性やミラー・メーター・スイッチ類の見やすさ等

A 多様なニーズに対応するオプションが存在するものの、運送事業者側に知られていないこと
例:高さがある荷台に安全に乗降できる格納式リアステップ、荷台乗降用グリップ等

B 運送事業者、女性や高齢ドライバーからは更なる改善の要望があること
例:収納スペースの充実や日射しへの配慮、ステップ・はしごの設置等による荷台の乗降性改善等

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連