<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年03月29日

【流 通】ABEJAと日立物流 ヒヤリ・ハット状態の検出を行うAIを共同開発


ABEJA(アベジャ)は日立物流と共同で、ドライバーの走行中の車両データからヒヤリ・ハット状態の検出を行うAIモデルを開発した。また、共同開発したAIモデルは、「ABEJA Platform」を基盤に、日立物流が提供するスマート安全運行管理システム(以下「SSCV」)とAPI連携を行い、2019年4月を目処に、提供開始を予定している。

ABEJAは、AIの開発・運用に必要不可欠な様々な大量データの取得、蓄積、学習、デプロイ、推論・再学習のプロセスを最小化するPaaS(Platform as a Service)技術「ABEJA Platform」をコアサービスとしてあらゆる業界に提供し、あらゆる業界において一貫したAIの導入、活用支援を行い、150社以上の本番運用実績を有している。

現在、物流業界においては深刻な人手不足が続いており、ドライバーの体調サポートや仕組みによる事故防止は大きな社会的意義を持つ。その中で、日立物流は、事故を未然に防ぎドライバーの安全な運行をサポートするために、ドライバーの生体情報や運転中の映像などのデータを様々なIoTセンサーから取得・解析し、事故発生に繋がる可能性のある状況を特定することで、事故を未然に防ぐ運行管理システム(SSCV)を提供している。

両社の取組により、SSCV上に蓄積されたデータからヒヤリ・ハット状態を定義、学習することにより、走行の危険度評価を自動化するAIモデルを「ABEJA Platform」上で共同開発した。また、開発したAIモデルをSSCVにAPI連携し、SSCV上の機能として、2019年4月を目処に提供開始を予定している。具体的には、ドライバーの走行データについて開発したAIモデルを用いて解析し、ヒヤリ・ハット状態を検知することで、走行時の危険の状況をドライバーと管理者にフィードバックする機能として提供する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通