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2019年03月20日

【流 通】カゴメ 手のひらを乗せるだけで野菜摂取量の充足度が推定できる測定器開発


カゴメは、皮膚のカロテノイドレベルなどを光学的に測定することで野菜摂取量の充足度が推定できる測定器を、ドイツのBiozoom services社と共同開発した。この測定器は、センサーに手のひらを乗せて数十秒で測定可能で、利用者にその場で結果を伝えられる。2019年夏以降、健康経営を推進している企業や健康増進施策の強化を図る自治体などにむけて、販売・レンタル及び本機器を活用した健康サービスの販売を開始する。さらには健康診断の現場での食事指導への応用も予定している。

野菜の摂取は各種疾病の予防につながることが知られているが、日本人の平均的な野菜摂取量はおよそ288gで60g程度不足している(※)。カゴメは2017年に「ニッポンの野菜不足をゼロにする」ことを目標として掲げ、生鮮・冷凍野菜、調味料、調理食品、野菜飲料などの商品(モノ)だけではなく、トマトをはじめとする野菜の機能性研究で培った知見を活かした「健康セミナー」や「メニューレシピ」といったコンテンツ(コト)の開発・販売にも力を入れて取組んでいる。同社は、健康サービス利用者に、今回開発した測定器で野菜摂取量の充足度について"気づき"を与えるとともに、野菜の上手な摂り方を学べるセミナーなどを開催することで、野菜の摂取量を増やすことを通じた健康増進および健康経営推進をサポートする。


※出典:平成29年「国民健康・栄養調査」、20歳以上男女の平均値

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通