<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年03月07日

【知 識】DNPとKaizen Platformが資本業務提携


大日本印刷(以下:DNP)とKaizen Platformは資本業務提携契約を締結した。今後両社は、ITにより新しい価値を創出するデジタルトランスフォーメーションの支援を目的に、動画を活用したマーケティングの強化やスマートフォンなどのモバイルサイトでの体験価値の向上など、共同の取り組みを進める。

DNPは、生活者一人ひとりに最適化した"One to Oneマーケティング"を推進する企業に向けて、マーケティング戦略の立案からMA(Marketing Automation)ツールの導入、データ分析に基づくプロモーション施策の実行・運用など、デジタルマーケティングに必要な各種サービスをトータルに提供している。一方Kaizen Platformは、企業の事業成長にあわせウェブサービスを改善し業績向上を実現するためのインターネット専門人材チームをクラウド上で提供するプラットフォームサービス「Kaizen Platform」、動画クリエイティブをデータドリブンに分析し、スピーディーに改善していくサービス「Kaizen Ad」を展開し、累計400社以上に導入されている。

両社は2018年9月よりチラシの印刷データから動画広告を制作し、チラシの折込と同じタイミングで広告配信する「DNP動画チラシ広告サービス」を提供する。同サービスは、小売・流通・メーカーを中心に多くの企業のプロモーションに導入され、来店者や売上の増加といった成果にもつながってきている。両社は今回の資本業務提携を通じて、人材交流や技術・ノウハウの共有などによって強みをさらに掛け合わせ、チラシやカタログ等の印刷データやWebコンテンツデータからスムーズかつスピーディーに動画を制作し、広告配信する体制や仕組みを整備していく。

両社は今後、5Gの普及により動画活用の重要性が増すことに加え、キャッシュレス決済等の普及により決済データの活用が拡大していくことを見据え、来店や購買といった生活者の行動データから動画広告の効果測定を行い、迅速に改善していく仕組みを構築していく。さらに、来店や購買のデータを元に、動画に掲載する商品をタイムリーに差し替えて配信するなど、企業の販促活動において従来の業務フローを変えずに最小の負荷で最適化できるよう、デジタルトランスフォーメーションの支援を加速させていく。また、デジタルサイネージ等の店舗メディアや、GPS(全地球測位システム)・ビーコン等の位置情報・店頭計測の技術との連携を推進し、店舗への集客と体験価値の最大化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識