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2019年01月25日

【物 流】富士通交通・道路データサービス トレーラ管理サービスによる検証開始


富士通交通・道路データサービスは、運行記録計、スマートフォン、及びIoTセンサーとしてビーコンを用いた「トレーラ管理サービス」を使用して、貨物トレーサビリティ、運行・整備効率化に関する有効性の検証を開始する。

近年のトラックドライバー不足や長時間労働などを背景として、車両の大型化やトレーラ化、複数ドライバーによる共同配送が益々普及するといわれている。その中で、トレーラ自体の管理が必要となるが、運行記録計の管理対象は単車・トラクタヘッドに限定されており、トレーラの走行距離や整備記録等の情報管理がデジタル化されていない。

このような実態から、富士通グループはトレーラの位置情報や走行情報、整備記録等を一元管理し、運行や整備の効率化の一助になることを目指した「トレーラ管理サービス」の構築を進めている。また今回の検証結果と共に、運行記録計による単車・トラクタヘッドの情報との連携も視野に入れ、輸送事業者により役立つサービスを提供する。

検証は、北海道内における中継輸送での貨物トレーサビリティ及び運行効率化、トレーラの整備効率化の有効性評価を目的に、平成31(2019)年1月21日〜同年3月30日の期間実施される。

富士通交通・道路データベースとトランストロンが主体となり、モデルユーザーの幸楽輸送が保有するトレーラ約70台にビーコンを設置し、トレーラの位置情報・走行距離情報を収集する。ドライバーは運行開始前後に整備情報を入力、運行管理者や整備管理者はトレーラの駐車位置や動態、走行距離や整備情報をクラウド上で共有する。

検証ではRORO船/フェリーを経由し、陸路・海路をまたがった位置情報の可視化によって、地域におけるトレーラ保有台数の偏在解消に繋げ、車両稼働率の向上や配置最適化による物流生産性の向上を目指す。また、トレーラと共に、今後導入が見込まれるスワップボディ車両も対象としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連