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2019年01月25日

【環 境】トヨタとパナソニック、車載用角形電池事業に関する合併会社の設立に合意


トヨタとパナソニックは平成31(2019)年1月22日に、車載用角形電池事業に関する新会社(以下、合弁会社)設立に向けた事業統合契約および合弁契約を締結した。

現在の自動車業界では、車両のコネクティッド化、自動運転化、シェアリングサービス化などのユーザーがクルマに求めるニーズの変化に加え、地球温暖化や資源・エネルギー問題などの社会から解決を求められている課題もある。特に、この環境問題の解決に向けて加速している車両の電動化においては、電池が最も重要な要素とされている。一方で、電池にはコスト・エネルギー密度・充電時間・全性などの高い技術力に加え、安定供給能力の確保やリサイクルなど、多岐にわたる対応が求められており、電池メーカーや自動車メーカーが単独の努力だけでは解決できない事業環境にある。

このような事業環境の下、トヨタとパナソニックは、平成29(2017)年12月13日に車載用角形電池事業についての協業の可能性を検討することに合意し、以降、両社は性能およびコスト面において業界ナンバーワンの高容量・高出力に対応した車載用角形電池を実現し、トヨタのみならず広く自動車メーカーの電動車の普及に貢献すべく、具体的な協業内容についての協議を真摯に積み重ねてきた。

<主な合意内容>
・平成32(2020)年末までに合弁会社を設立
・合弁会社の出資比率は、トヨタ51%、パナソニック49%
・合弁会社の事業範囲は、車載用角形リチウムイオン電池、全固体電池、および次世代電池に関する研究・開発・生産技術・製造・調達・受注・管理
・トヨタは電池セルの開発・生産技術領域の設備および人員を、パナソニックは車載用角形電池事業の開発・生産技術・製造・調達・受注および管理機能に関わる設備・その他資産・負債および人員等を、それぞれ合弁会社に移管
・合弁会社に移管する対象事業に関わる両社の従業員数は約3,500人
・製品は、原則としてパナソニックを通じて広く自動車メーカーへ販売

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】