<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年01月23日

【知 識】DNPとSMN 広告配信プラットフォームで協業


大日本印刷(以下 DNP)はソネット・メディア・ネットワークス(以下 SMN)が提供する広告配信プラットフォーム(DSP ※)である「Logicad(ロジカド)」の広告枠買付・運用に関するパートナー契約を2018年12月に締結した。これによりDNPはグループ会社の丸善ジュンク堂書店、hontoが保有する書籍分類、書誌データなどを活用したDNP独自のDSPの提供を2019年1月21日より開始した。

近年、スマートフォンなどが普及する中、Web広告の手法も多様化している。広告主は生活者の顕在化している需要に加えて、潜在的な需要を把握し、ターゲティング広告の精度を高めたいというニーズが存在する。このニーズに対してDNPのグループ書店が保有する書籍購入を起点する行動データから導き出された生活者の興味・関心データと、SMNのビッグデータ処理技術やAI(人工知能)技術を掛け合わせることで、潜在的な生活者の需要と商品を高精度にマッチングする広告配信サービスを提供する。

DNPとSMNは、このサービスを通じて出版業界の広告分野の活性化を図ると共に、他業界への展開も進めていき、2021年度までに40社のサービス導入を目指す。今後は「出版プライベートマーケットプレイス」を構築することで、出版社の持つプレミアムなWebメディアの更なる収益化支援と、書店や生活者への需要喚起を図る。

※ DSP(Demand-Side Platform)
広告主の条件に合わせて広告効果の最大化を支援する広告配信プラットフォーム。さまざまな広告主が提供する多数の広告の中からWeb閲覧者が興味・関心を持ちそうな広告を瞬時に最適なタイミングで表示する

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識