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2019年01月17日

【知 識】ブルボンとオプティマインド 自動販売機配送ルート最適化の実証実験開始


ブルボンの先端工学技術研究所、自販機販売部と、名古屋大学発のスタートアップ企業 オプティマインドは、ブルボンが運営管理する自動販売機「プチモール」の日々の管理業務における配送ルートの最適化により、作業の効率化、業務の改善、働き方改革や人員不足への対応を検証、実用化するため、共同で実証実験を2019年1月より開始する。

ブルボンとオプティマインドは2018年10月から配送ルートの最適化に向けて必要な条件設定や準備作業など共同研究を進めてきた。オプティマインドが開発した配送ルート最適化クラウドシステム「Loogia(ルージア)」を現場に即して試行錯誤し、「プチモール」から逐次収集する商品の販売データから算出したメンテナンスの優先度を基に、AI(人工知能)により「どの車両が、どのプチモールを、どの順に回るのか」という配送ルートを最適化提案する。この最適化情報に基づいた業務実証により、有効性とシステムのスパイラルアップを検証する。

AIを搭載したラストワンマイル管理でルートの最適化を図ることで、移動時間の短縮によるメンテナンス精度の向上はもとより、作業効率の向上による働き方改革、作業環境の改善、ベテランのノウハウの共有化、移動ルート選択のハードル低減、労働時間の改善による生産性向上などを目指す。

ブルボンは1997年(平成9年)に事業所などへミネラルウォーター「イオン水」「天然名水 出羽三山の水」を販売することから自動販売機の事業展開を開始し、その後、スポーツ施設やオフィスビル、駅・空港などの交通機関へ設置を進めてきた。「プチモール」はサイズや形態の異なる多様な商品を1台で販売することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識