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2019年01月07日

【知 識】監査法人が共同で「会計監査確認センター」を設立

トーマツ、あずさ、EY新日本、PwCあらたは共同で会計監査確認センターを設立した。

財務諸表の信頼性を保証する会計監査の主要な手続である確認手続は、証明力の強い監査証拠を得ることができる重要な手続である一方で、市場全体で膨大な数に上る確認状の作成や回答、返送といった手作業が、実施主体となる監査人のみならず監査先企業やその取引先である確認回答者において、個々別々に求められるという課題が存在する。

四法人は2018年2月に「残高確認システム共同プラットフォーム化推進協議会」を共同で発足させ、今回、新会社を設立した。各監査法人が有する知見や豊富なノウハウを共有し、監査業界初となる共同プラットフォームを構築することによりこの共通課題の解決を図るとともに、資本市場の信頼性向上にかなう残高確認システムのデファクトスタンダードの確立を目指す。

会計監査確認センターが運営する共同プラットフォームは、トーマツが保有する残高確認システム「Balance Gateway」を基礎として開発を進める。Balance Gatewayは国内監査法人では初めてとなるWeb上で残高確認に関連した監査手続を行うシステムで、トーマツは2017年3月より監査先企業に順次導入しており、2019年3月期以降の全上場監査先企業への導入を目標としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識