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2018年12月21日

【流 通】NTTデータ経営研究所 「My SDGsダーツ」開発


NTTデータ経営研究所は、SDGsの普及などを目的とした、SDGs普及・調査ツール「My SDGsダーツ」を開発した。SDGs17のゴールを射的対象としたダーツを活用したアンケート方法により、参加者はSDGsを認知するだけでなく、自己の目標として発想できる。「My SDGsダーツ」が全国に普及し、各地方自治体や教育現場、企業においてSDGsへの理解が進み、持続可能な発展に貢献できるものと期待します。

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年に国連にて採択された「持続可能な開発目標」で、先進国を含む国際社会全体の目標として、2030年を期限とする包括的な 17のゴールを設定している。「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に、統合的に取り組むことを約束している。日本政府もSDGs導入推進に注力しており、大手企業でも事業計画にSDGsを取り入れるなどの動きが広がっている。

NTTデータ経営研究所は、2018年7月よりSDGs未来都市に認定された静岡市とタッグを組み、静岡市において「SDGs×静岡市×メディア プロジェクト」を発足させている。同プロジェクトは、静岡市民や市内企業に対するSDGsの普及に注力しているが、同様に全国の自治体においてもSDGsの普及が叫ばれいる。そこで市民がSDGsを"自分ごと"として理解することができる、ゲームによるSDGs普及・調査ツール「My SDGsダーツ」を開発するに至った。

My SDGsダーツの参加者は、SDGsの17のゴールを射的対象にしたダーツに挑戦し、自らが当てた各ゴールテーマに対し、どんなことを取り組みたいかという"My SDGs メッセージ"を書く。「当てた!」という高揚感のもと、今まで知らなかったSDGsのゴールに対し自発的に理解し、自らの夢や目標をSDGsに関連付けてメッセージを書くことができ、「市民はSDGsの各ゴールにどのような発想をするのか」をアンケート調査できる。

NTTデータ経営研究所は、ゲームの展開のみならず、収集した回答を用いてデータベースを作成し分析するサービスも実施する。ゲームを使って多数のゲストから誠実な回答を得ることができるため、得られた回答はデータベースの形式で保存、蓄積される。データベースを用いて回答者の属性や世代と回答内容とを分析することができ、「このゴールに対し、この地区に住むこの年代の市民は、このように考える。このようなイベントや普及活動が効果的だ」というように、分析結果をマーケティングや政策、啓蒙活動などに広く活用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通