<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年12月19日

【物 流】JR貨物 平成30年11月 輸送動向


日本貨物鉄道(JR貨物)の平成30(2018)年11月の輸送動向は、同年7月豪雨の影響及び東北線・東海道線での輸送障害等の影響により、高速貨192(昨年14)本が運休した。

コンテナの当月実績は、1,934千トン(前年比3.4%減)となった。

品目別輸送では、自動車部品(本年実績81千トン、同比7.1%増)が大手自動車メーカーの増産に伴い、東海地区から東北地区向けの輸送コンテナが好調に推移した。家電・情報機器(同実績40千トン、同比11.1%増)もドライバー不足によりモーダルシフト化が進んだこと及び停電時も使用可能な暖房器具の需要が伸びていること等から増送した。積合せ貨物も(同実績255千トン、同比0.5%増)前年比が微増となった。
一方で、紙・パルプ(同実績250千トン、同比8.6%減)が国内需要の減少に伴い大幅な減送。農産品・青果物(同実績202千トン、同比7.6%減)も、夏季の天候不良により生育不良となった北海道産の生野菜、馬鈴薯、玉葱等が低調に推移した。また、山陽線開通後も平成30(2018)年7月豪雨の影響が一部続いており、食料工業品(同実績309千トン、同比3.3%減)、化学工業品(同実績172千トン、同比6.3%減)、化学薬品(同実績130千トン、同比3.1%減)等が前年比を下回った。

車扱の当月実績は748千トン(同比7.1%減)で、セメント・石灰石(同実績119千トン、同比19.9%増)のみ前年比で大幅な増送となったが、石油(同実績507千トン、同比12.1%減)が冬期の需要期に入ったものの、前年より気温が高く推移し、灯油を中心として低調な動きとなった。

コンテナ・車扱の当月実績は、2,682千トン(同比4.4%減)、年度累計実績は18,496千トン(同比9.7%減)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者