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2018年12月13日

【環 境】新日鉄住金エンジニアリング 台湾・桃園市で廃棄物発電施設を受注


新日鉄住金エンジニアリングは、台湾の桃園市(※1)で、総合エンジニアリング台湾最大手の中鼎工程(以下 CTCI社 ※2)より、廃棄物発電施設(ストーカ炉式焼却発電施設:330t/日×2炉)を受注した。

当該案件は桃園市の一般廃棄物(事業系・家庭系)処理のBOT(※3)事業をEVER ECOVE社(※4)が受注したもので、廃棄物処理設備一式をCTCI社がEVER ECOVE社に納入するものである。新日鉄住金エンジニアリングはCTCI社に対して、プラントシステム全体の基本設計および基幹設備である焼却炉本体とボイラーを供給する。

なお、今回の案件は 2017年に台湾で導入された再生可能エネルギー発電設備規制における電力固定価格買取制度(Feed In Tariff)第一号適用案件で、設備の発電効率(25%以上)は制度の適用条件を満たしており、台湾における廃棄物発電で最高値となる。

※1 桃園市
台湾北西部に位置する、人口210万人の工業都市。台湾に6市ある直轄市の一つ。
※2 中鼎工程
石油プラントEPCを主力とする総合エンジニアリング会社であり、台湾にて廃棄物発電施設の豊富な建設実績を保有。
※3  BOT  build, operation & transfer
民間セクターが施設を建設・維持管理・運営し、契約期間終了後に公共セクターに所有権を移転する事業方式。
※4 EVER ECOVE社
台湾最大手のコンテナ運送・海運会社であるEVERGREEN社と、同国の大手廃棄物発電施設操業会社であるECOVE社による合弁会社で、本件事業を遂行するために設立された特定目的会社。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】