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2018年12月10日

【物 流】ヤマトオートワークス 運送事業会社向けの「スマート点呼」を開発


ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス(以下、YAW)は、ドライバーの点呼、点呼記録簿と車両の日常点検を効率化させる「スマート点呼」を開発した。今後も実証実験を進め、2019年度中に実用化を予定している。
 
スマート点呼開発の背景に、運送事業会社で運行前後に行うドライバーの点呼や車両の日常点検に、一定の基準はあるものの目視や口頭による確認が一般的で、運行管理者の経験に左右され、その精度が課題となっていることが挙げられる。

その点を鑑み、開発されたスマート点呼の機能は、運行前後に各種IoT機器でドライバーと車両の健康状態を計測し、数値化・デジタル化したデータを運行管理者のスマートデバイスに自動送信することで、より正確かつスピーディーに確認する事ができ、またその情報が「点呼記録簿」としてデジタルに作成される。

また、運行前整備も可能で、YAWの整備工場に運行後の故障情報をスマートフォン経由で基幹システムに連携しておけば、車両状態を確認の上、不調等があれば翌日運行前に整備を実施し、路上での故障を未然に防止する。

導入により、ドライバーの健康起因による交通事故や日常点検不備による車両故障・事故の軽減、人・車両の健康状態を確認する時間の短縮による運行管理者とドライバーの会話時間の創出、日常点検起因の車両整備費用の削減などの効果が見込まれている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連