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2018年12月05日

【環 境】清水建設 長野・東信地域で2MWクラスのFIT発電事業を展開


清水建設は、SDGsとESGに密接にかかわるサステナビリティ事業の一層の推進を目的に、平成30(2018)年11月30日長野県東御市の羽毛山工業団地において、約30億円を投じて2MWクラスの木質バイオマス発電所の建設に着手した。竣工は平成32(2020)年5月末の予定で、以後20年間に亘りFIT発電事業を展開する。

同社は平成30(2018)年6月、バイオマス発電事業を行う100%出資の事業会社「信州ウッドパワー」を設立し、発電所建設に向けた準備を進めた。同社は着工に先立ち、羽毛山工業団地を分譲する東御市と、土地の売買契約を同11月19日に締結している。信州ウッドパワーには、長野県内で森林保全とCO2削減に取り組む長野トヨタ自動車が共同事業者として資本参加する。

長野県は全国屈指の森林県で、県土の約8割を森林が占める。その森林を育みつつ資源を無駄なく有効活用するためには、新たな木材需要の創出と流通の仕組みづくり、さらには問題化している膨大なマツクイムシ被害材の処理・資源化が求められている。清水建設はこうした状況に鑑み、長野県内で木質バイオマス発電事業に取り組むこととし、木材生産が活発な東信地域で他のバイオマス発電施設と燃料の集材圏が重複しない羽毛山工業団地を事業地に選定した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】