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2018年11月30日

【物 流】クラリオン 後退時の視認性を大幅にアップした車載後方カメラ発売


クラリオンは、トラックの荷台上部の死角による後退時の庇や看板等との物損事故軽減を目的とする車載後方カメラシステム「ひさしマーカー」を2019年1月に発売する。

「ひさしマーカー」は、後退時の車両後方映像に車体から1メートル、5メートル位置の荷台高プラス20センチ、車幅プラス左右各30センチの大きめな車体外枠を示す空間マーカーを表示する。同社の垂直画角が広い超広角カメラ「CC6300A」若しくは「CC6352A」と空間マーカーを表示するECU「EG4036A」でシステムが構成される。

配送等のため市街地を走行し、狭い駐車場や建物の窓、出入り口上部に取り付けられている日除け・雨除け用の庇、看板等との物損事故を「ひさしマーカー」使用により軽減させる。

従来の車載後方カメラでは、画角により垂直視野に限界があったが、新システムでは、車両後退時の視認性が大幅に向上する。また、他の安全支援機器との組合せで、一層の注意喚起も見込まれている。対象車両は車両高が2〜3.8メートルのトラックの他、観光バスや大型ワゴン車も含まれる。

「ひさしマーカー」発売の背景には、運送業界における運転手不足によるドライバー経験不足者の増加や、乗りなれていない車体の運転といった状況が存在する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| IT関連